2014年7月24日木曜日

sony DSEE HX技術に注目。ファイルに落としてDSD再生したい。

sony DSEE HXはアップスケーリングにて、192kh相当にまで音質向上。現在再生時のみの適用。


192khz までビット拡張などで“音質”の向上をするというDSEE HX。sony開発の独自技術で、CD 44.1 khz やMP3などの圧縮音源で失われてしまった高音を補間するとのこと。

極論、CDであっても 録音時のアナログ音質ないしDSDマスタリングからは、
音質的に弱くなっているわけで、後から補間するこの技術にはかなり期待したい。

DSEE HX は sonyさんが長年培ってきた音楽再生・コンテンツ分析から生み出されたアルゴリズムで造られました。
以前からDSEE 自体は存在していて、少し前に発売されたラインナップHAP-Z1ES に搭載されていましたが、
「MP3などの圧縮音源の音質補間」とうたっているのみで、CD以上の音質になるとは言っていませんでした。
しかし、最近192khz モバイル再生に興味をもって、NW-ZX1をしらべたところ、
DSEE HXは192khzまでの音質に持って行くと知りました。MAP-S1にも搭載されています。

このDSEE HX処理をほどこしたモノをDSD再生したいと考えるのですが、
例えばMP3やCDをそのままDSD変換しても、再生過程でのロスが減るだけで、
元々の再生周波数には変化がなくそのままなのです。
したがって、音質補間はオーディオ再生にとって大変重要です。

ちなみに、一般的にはPCM→DSD 変換をアップコンバートと言っていますが、
それと区別する為か、sonyではDSEE HXの処理を“アップスケーリング”と呼んでいます。
悲しいことに現在は、再生時にリアルタイム処理されるだけで、
そのDSEE HX処理された物をファイルに落とす事ができません。
192khzでも十分に音質は良いのですが、
既にDSDを味わってその威力を知っている自分にとっては、
“アップスケーリングされたファイル”を再生過程でのロスが少ないDSDで再生したいのです。

モバイル用途としても、Astell & Kern AK240との比較でNW-ZX1は迷うところですが、
前者は値段が高い(が仕様は最高)。